誂え御念珠メニュー
     
◎房の種類
「房」と一口に言ってもその種類は意外にたくさんあります。先ずは下の図をご覧下さい。

※イラスト出展:京都数珠製造卸組合 京念珠総合カタログ


片手念珠用の房は、正絹房(頭付撚り房・頭付枝垂房)、新松、梵天に加え、紐で組んだ小田巻梵天があります。宗派別ではないので、どの房をお選び頂いても構いません。
※正絹房は2種類あり、撚り房は紳士用と、婦人用の一部に使用されるもので、房糸がやや太めに対して、枝垂房は細くしなやかな糸で婦人用の誂えと一部の高級な市販品に使用されています。
※梵天は細い糸で作られたふわふわの玉です。小田巻梵天は紐で組上げた小さな手毬状のもので、太房と細房の大(約21mm)小(約18mm)2種類があります。



片手念珠の房でも、一部に宗派別の形式を取り入れた房を付けるものも有ります。それがこの紐房です。浄土真宗等に見られる房の一つです。


上図は二輪念珠八宗のものですが、二輪用は宗旨宗派ごとに多数に分かれます。同じ紐房でも結び方が異なったり、房の数が二輪でも2本だけ、或いは5本有るものなど、作られる際には注意が必要です。

◎房の色
房の色はたくさんの中から選ぶ事が出来ます。房の種類によってご用意している色が異なりますので、下の写真からご指定下さい。
【色の選び方】
昭和までは紫が多く使われていましたが、現在はたくさんの色が作られています。もちろんお好みでどの色を選んでも問題有りません。使用石の色に合わせたり、違ったコントラストの色でも良いのです。組合せには特別な決まり事はありませんが、長くご愛用頂くには少し落ち着いた色を選んでおくと良いでしょう。


 

梵天は全色、太房、細房は各々●が付いている物が指定可能
※色見本は、ご覧になっている環境や機材により、実際の色と異なる事があります。予めご了承下さい。弊社に御来社頂ければ、実物をご覧頂く事が可能です。