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○デザインの作り方

ここでは扇子を実際にデザインする時に気を付けておく事などをご案内します。扇子の種類や大きさに関わらず共通している内容となりますので、解説図と併せてお読み頂き、オリジナルのデザインを作ってみて下さい。
弊社でお作りする扇子は全て「京扇子」の仕様・仕立になります。

扇子には、図のように基本と総柄があります。

※解説に使用しているのは一般的な男性用涼扇子7寸5分の扇面です。
図をクリック頂くと拡大画像が別画像で表示されます。


京扇子総柄

◆ポイント◆
扇子のデザインをする際には、基本編と総柄編でデザインの仕方が異なりますので必ずお読みください。

○基本編
柄が扇面の内側(解説図の黒い点線内)に全て納まるものはこちら。柄が欠けたり歪んだりしないのでイメージ通りに仕上がる。

・適している柄 ※欠けたり歪んだりしてはいけない図柄
文字・・・お店の屋号や団体の名称など。
ロゴ・・・文字と同様、お店の看板となるマークなど。
家紋・・・家紋や大紋は歪みや欠けが有ると様にならないので、大き過ぎないように。
写真・・・グラデーションが掛っているものは、黒点線の枠より更に小さめに。
絵画・・・写真と同様、少し小さめにしておく事が大切。

・注意点
線描きの柄は、扇面の折れが有るので、枠内でも歪んで見える事がある為、線は少し太めに描くと綺麗に見える

○地模様(文字等の下に細かい柄が背景にあるもの)・総柄編(扇面全体に柄が入る)
柄が扇面の大きさより大きなものや、細かい柄が全体に飛んでいる柄は、解説図の赤点線の中全体に柄を入れておく。つまり切り落とす部分や折り返す部分にも柄を入れておくと言う事。
そうすることで、扇面に仕上げる際に微かなズレが出ても、違和感なく仕上がる。

・適している柄
写真・・・風景など周囲が欠けや歪みに影響を受けないもの。
小紋・・・和風の細かい総柄を全体に散りばめたもの。
地模様・・基本編と組み合わせる背景になるものも、小紋などと同様

・注意点
水彩画やグラデーションが多いイラストなどは、デジタルデータで入稿が出来ない場合、全て写真画像としての扱いになる。

○扇子の御仕立に仕えるデジタルデータの種類
基本的には「illustrator ai file」が必要です。
写真の場合は高画質のJPEG、PNG、PDF、BMPなどで、必要サイズに拡大しても画質が低下しないことが条件となります。
※illustrator(adobe社製)またはそれに準拠するソフトが無い場合
Microsoft office のWordやExcelの図形描画機能を利用してデザインをする事が可能です。フリーハンドの部分があり操作には慣れが必要かもしれませんが、高額なデザインソフトが無くても、デジタルデザインが作成出来ます。

また各ページにも記載の通り、ご依頼の際にデジタルデータのご用意が出来ない場合、文字やロゴなどの画像や印刷物から、データトレースを別途費用で承ります。
この場合は完成までに通常よりも時間が掛りますので、事前にご相談下さい。また原画の画質によってトレースが困難な場合も有りますので、先ずはお気軽にご相談下さい。

京扇子のサイズには、女性用6寸5分35間、男性用7寸5分35間を始め、祭用や舞扇等異なるサイズの物が、多種類御座います。
ご希望のサイズをご連絡頂ければ、専用のデザインフォーマット(aiファイル)をお送り致しますので、デザインをする際にはそちらをご利用下さい。